« 通勤・通学用タイヤにオススメ | トップページ | 気分の問題かもね »

2014年6月29日 (日)

部品が無い

20年以上前のMTBのBBにガタつきがあるという事で、お預かりしました。

Dsc_0324_2_2


写真中央。ペダルが回転する根元の部分を『BB(ボトムブラケット)』と言います。

当初は、緩んでいる部品の増し締めとグリス(潤滑剤)を入れてやれば直るだろうと思っていたんですが、分解してみると……

Dsc_0326

Dsc_0323


中に水が溜まっていました。部品が酷く腐食しています。写真は少し綺麗にしていますが、分解した時は、グリスと水が溶けあってドロドロな状態でした。

原因は、フレームに水が抜ける穴が無かったのがいけなかったんでしょう。フレームに侵入した水が抜け道を失って、ハンガー内部に溜まってしまったんですね。

話を戻します。

Dsc_0325_2


写真はシャフト芯です。腐食が酷いです。それだけじゃなく、ベアリングが当たる部分がボロボロの虫食い状態になっています。この部品はもう使えません。交換するしか道はありません。

ですが、ここで問題が発生しました。このBBシャフト芯、一種類だけじゃなく、何種類も存在するんです。問題なのはココ。これと同じ部品は、もう作られていないんです。

昔からやっている自転車屋さんなら、もしかしたらまだ補修用に在庫しているかもしれませんが、開業して2年未満な僕は当然持っていません。

そうなってくると、残る手は一つ、

Dsc_0327

現在のスポーツ自転車に使われている『カートリッジ式BB』に交換することですが……、ここでまたしても問題が。このカートリッジ式もサイズごとに種類があり。この自転車に適合するサイズ『シェル幅73mm 軸帳127mm』は、すでに廃番になっているのです。

ためしにワンサイズ小さい物を取り付けたところ、見事に撃沈しました。左クランクがフレームに接触します。軸帳が足りません。

さてどうするか。もうこうなったら力技しかないな。ここからは、完全に専門的なことになりますが、『シェル幅68mm 軸帳127mm』に『73mm対応のアダプター』を取り付けることにしました。

見た感じ、73mmと68mmのカートリッジはほとんど同じ物のように見えます。メーカーさんに聞いた訳ではないので、微妙な差異はあるのかもしれませんが、アダプターで調整してやればいけると判断しました。

結果----上手くいきました。そして、写真撮り忘れました。不覚なり。

もう一つ問題だったハンガー内の水の逃げ道は、ハンガーの底に穴を空けることで対処しました。これまた力技です。

終わってみれば、初めから締めまでなんとか押し切ったといった感じです。

自転車はこの後、ヘッドとホイールのグリスアップ。ブレーキパッドに取りついた泥・削れたリムの破片を除去して、無事にお客様にお渡しできました。

« 通勤・通学用タイヤにオススメ | トップページ | 気分の問題かもね »

修理・BB」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2044250/56653604

この記事へのトラックバック一覧です: 部品が無い:

« 通勤・通学用タイヤにオススメ | トップページ | 気分の問題かもね »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

無料ブログはココログ