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2014年7月13日 (日)

自転車を販売する責任

高岡市にある学生寮にお伺いしました。

タイヤ交換という事で出張したのですが、そこで愕然とする出来事に遭遇しました。

まず、後輪のタイヤ交換をするためには、ブレーキワイヤーを外すのですが、その時に違和感を感じました。

なんか、ワイヤーが『細い』気がする……。触ってみるとやっぱり『細い。』

これはおかしいと思い。ブレーキワイヤーを外してみました。

Dsc_0341_3

自転車に少しでも詳しい方なら判ると思います。付いていたのはブレーキワイヤーではなく、ブレーキワイヤーよりも細く強度が劣る『シフトワイヤー』が付いていたのです。

Dsc_0343_2


左側が間違って付けられていた『シフトワイヤー』で右側が本来取り付けられている『ブレーキワイヤー』になります。写真でも太さが違うのが判ると思います。先端に付いている『タイコ』と呼ばれる部分は全然違います。

Dsc_0342 Dsc_0344

ブレーキレバーに取りつけた写真です。シフトワイヤーは穴に入ってはいますが隙間だらけです。ブレーキワイヤーの方は隙間なく綺麗に収まっています。

真っ先に疑ったのは、誰かしらの修理ミスでした。すぐに、お客様に後輪ブレーキをどこかで修理したのかを尋ねました。

答えは『どこにも修理には出していない』とのことでした。つまり新車の状態から間違っていたことになります。

次に尋ねたのは、どこで購入したのかでした。

――ネットの通販だそうです。

……はっきり言います。この自転車を組み立てた奴は、自転車について何も知らない馬鹿野郎です。

なんで部品を間違えたのか? たまたまブレーキワイヤーが無かったのか? そもそも間違いだと思っていないのか? 理由なんかどっちでもいいです。どちらにしても素人なのは間違いないです。

強度の足りていないシフトワイヤーをブレーキワイヤーに使うなんて、人命を軽視しているとしか思えません。

話を戻します。

ブレーキに異常が見つかった以上、申し訳ないですが、僕はこの自転車のタイヤを交換してあげることはできません。交換するのならブレーキを先に修理させていただきますとお客様に伝えました。

走行に問題がある自転車、又は違法改造車は、絶対に修理しないというのが店主の考えだからです。

この自転車は、販売した業者に報告して責任を取らせた方が良いとお客様には伝えました。ところが、お客様は学生で自転車は通学に使っている。時間がかかると困るそうです。

結局、ブレーキを修理してタイヤ交換することになりました。費用はお客様が全額負担していただきました。

お客様は可哀そうですし、販売業者は腹立たしい、とても後味の悪い修理になってしまいました。

通販を全て否定するわけではありませんが、ネットで販売されている自転車は、このような業者が数多くいるという事を覚えておいてください。

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