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2014年9月

2014年9月29日 (月)

酷い自転車

本日の昼間はサービスカーの修理のためお休みさせていただきましたが、車が戻ってきたので、夕方以降は営業させていただきました。

さて、久々に酷い自転車を修理したのでご紹介させていただこうと思います。

今回の『酷い』は、商品の品質云々ということではなく、整備面がこれでもかというくらいの『酷さ』でした。

前情報として、今回紹介する自転車は、つい最近、前後のタイヤ・チューブを交換したそうです。つまりタイヤを外すため、ブレーキやスタンド等の部品を外していることになります。

それを踏まえたうえで説明していきたいと思います。

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まずは前輪。タイヤの向きを間違えています。タイヤのパターンを見ると進行方向は矢印の方向になります。完全に逆ですね。MTBとかだと、あえて逆に付けることでグリップ力を上げたりする事もあるそうですが、これもそういう意図があったのでしょうか? ちなみに後輪は形だけは正しく取り付けてありました。

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次にブレーキ。引いても5mmぐらいしか動きませんでした。遊びが無さすぎます。ブレーキがすごく重く感じる上に、リムの精度が悪かったので、所々でブレーキパッドがリムに接触していました。

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お次はチェーン。張り過ぎです。下から押してもビクともしません。ペダルを回すと明らかに引っかかりを感じます。

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続いて後輪です、ブレーキの部分ですね。矢印の部品(ロックナット)が遊んでいます。まったくロック(固定)していません。何のために付いているんでしょうか。

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次、スタンド。爪がフレームとがっちり噛み合っていないため上手く固定されていません。スタンドがしっかり固定されていないとネジが緩んできますし、最悪ハブ(車輪)にもダメージがいきます。

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車輪を外しました。また後輪のブレーキです。矢印のナットが緩んでいました。ブレーキが台座から外れかけていてグラグラしています。前述したスタンドの緩みが、もしかしたらここに影響したのかもしれません。

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とりあえず最後です。リムテープという部品で、役割は金属のホイールからチューブを守るための物です。判りにくいですが矢印の部分で捻じれています。そのため、その部分だけホイールが剥き出しになっています。チューブを守れていませんね。パンクしますよ。

何故こうなったかというと、タイヤにチューブを収めた時に、捻じれていないかをちゃんと確認しなかったからです。

まぁ、それ以前に、かなり部品が劣化しているのだから、タイヤ・チューブを交換した時に一緒に新品に交換するべきだと思いますがね。

 

とりあえず写真は以上です。これで全部じゃないですよ。終わりが見えないので止めるだけです。

通常、初めてのお客様には、サービスで簡単な整備をしていますが、今回はさすがにサービスで出来る範囲ではありませんでした。全部直すのに約一時間弱。もう疑心暗鬼なってしまったうえに視界が悪いわで非常に疲れました。

はっきり言うと、この自転車を整備した人からはプロ意識の欠片も感じ取ることができませんでした。

僕自身の技術力が優れているとは到底思えませんが、仕事の丁寧さには自信がありますし、自分はプロなのだと思って仕事をしています。

お客さんから、凄いと褒めていただくことがたまにありますが、その時には必ず『プロですから、出来て当たり前です』と返事をしています。

この自転車の整備をした人は、同じことをお客様から言われたらどのように返事をするのか、少なからず興味を持ちます。

プロだと答えるのでしょうか?

長い上につまらない記事ですね。僕も書いてて楽しくないので今回はこれで止めることにします。

2014年9月25日 (木)

危険です。

台風の影響で終日雨。さすがに暇な一日でした。

先日の受けた修理依頼ですがご紹介します。

自転車で側溝に突っ込んだそうです。結果こうなりました。

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前輪がグニャングニャンです。見ただけで使い物にならないと判断できました。

ハブダイナモだけ残して、リムとスポークは交換。車輪の組み直しです。

Dsc_0281

分解しました。見事に曲がっています。

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曲がった部品は交換して、ホイールを組み直しました。修理完了です。

真面目な話ですが、今回を含め、立て続けにホイールの修理を何件か受けています。原因は今回のように側溝に落ちたり、ぶつかったり、傘を巻き込んだり等です。

皆さん、自転車は酷い状態でしたが、幸い自身の身体は大事には至りませんでした。

ですが、これらは全て自身の不注意が招いた結果だと僕は思います。

前輪の異常は、想像している以上に危険です。

最悪の場合、前輪がロックされ急停止すると、車体から前方に体が投げ出され、地面に顔面からダイブすることになります。車の通りが多い所だと大事故に発展するかもしれません。

自転車は、早ければ数時間で直ります。ですが、人間の身体はどうでしょうか?

小さな傷でも治るのにどれだけの時間がかかるのか、今一度考えていただければ、おのずと安全運転に繋がるのではないでしょうか。

2014年9月22日 (月)

好きな物に変更出来ます。

高岡市内免への出張です。

今回は修理ではなく、改造になります。

ご依頼は、今付いているフラットハンドルを、

Dsc_0271

こちらのセミアップハンドルに交換します。

Dsc_0273

依頼者様は、宅配のお仕事をされており、毎日この自転車に乗って配達されています。

いつもお疲れ様です。僕もよく利用させていただいています。

話を戻します。依頼主様の悩みは今のハンドルだといまいち安定性が悪いとの事でした。

確かに現状のフラットハンドルだと、体格によっては、腕をグンと伸ばさないといけないので、荷物を載せていると安定性は悪かったと思います。

これを新たにセミアップハンドルに変えることで、腕を伸ばさずにゆったりとした姿勢になることで、以前よりも安定しますし、長時間楽に運転することができます。

というわけで、

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一旦全部外します。

Dsc_0274

そして完了。いつもながら途中経過の写真を撮り忘れます。ごめんなさい。

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比べてみると変わったのがよく判ると思います。

依頼者様には、運転が楽になったと言っていただけました。気に入っていただけてなによりです。

なおハンドルを交換する場合、ブレーキワイヤーとシフトワイヤーの長さも変更になるので、基本的には一緒に交換する事になります。

今回のような、違法ではない改造のご依頼も受け付けておりので、お気軽にご相談ください。

余談ですが、今回内装3段のシフトワイヤーがシマノ製ではなく、ダイアコンペ製だったため、シマノ製ワイヤーをダイアコンペ対応に加工して使用しています。

2014年9月20日 (土)

ここも交換できます。

高岡市蓮花寺への出張です。

タイヤ交換でお伺いしましたが、チェーンもひどく伸びていたので一緒に交換する事になりました。

チェーン関係の部分で、もう一つ劣化している部品を見つけました。

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後輪部分のチェーンを回すギアです。この部分が、伸びたチェーンに合わせる形で変な風に削れていました。

このままでは新しいチェーンと上手く噛み合わないので、一緒にここも交換します。

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ギアを外しました。左が新品。右が外した古い部品です。比べてみれば摩耗具合が判るかと思ったのですが、暗い上に撮影の腕がヘボいのでよく判りませんね。すいません。

ちなみに、変速付きの自転車なら交換は可能ですが、変速付きじゃない自転車だと少し面倒なことになります。

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新品に交換しました。簡単に交換しましたと書いていますが、慣れた人じゃないとここの交換は非常に手間取る上にイライラすること必須な作業だったりします。

でも、僕は割とここの交換は得意です。同業者相手でも自慢になるか判らない特技ですがね。

新品のチェーンに交換したら、変な音がするようになったという方は、ギアに原因がある可能性が高いです。

ギアは何種類かありますが、ある程度なら補修部品として在庫していますので、いつでもお気軽にご相談ください。

皆さん興味があるかどうか判りませんが、今回お伺いした蓮花寺では某自転車販売チェーン店が建設中です。富山市には何件かあるのですが、高岡市には今回が初出店です。

これが建つと修理の仕事が増えると、同業者の間では嘘か真か都市伝説のように囁かれていますがどうなるんでしょうね。

大手が参入してくるのは脅威ではありますが、個人的には楽しみだったりします。

 

2014年9月18日 (木)

なかなか手間がかかります

高岡市羽広からの出張依頼です。

後輪の泥除けがタイヤに巻き込まれたそうでズタズタになっていました。大きな怪我はなさそうなので良かったです。

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新しい泥除けを用意しました。

Dsc_0284

新しい泥除けをそのまま取り付ければ良いという訳ではありません。新しい泥除けには反射板を取り付ける穴が空いていないため、新たに空ける必要があります。

Dsc_0285

判りやすいように、古い方から反射板を取り外しました。これと同じ穴を新しい方に空けます――がしかし、新品に穴を空けた写真を間違えて消してしまいました。

というわけで、

Dsc_0288

いきなり完成写真です。

余談ですが、後ろの泥除けの着脱はタイヤを付けた状態だと、タイヤと泥除けのわずかな隙間にあるネジを外して、また締め直すのに、非常に手こずります。

ネジ自体が小さいうえに作業スペース狭いので、ネジをポロポロ落としてしまいます。なかなか上手くいかないときは、本当にイライラしますよ。

すっかり秋めいてきて、日差しも柔らかくなってきましたね。日中と晩の気温差も大きくなってきました。この時期は温度管理をおろそかにはできませんね。皆様も体調にはお気を付けください。

 

2014年9月15日 (月)

楽しくお仕事

射水市片口まで出張修理させていただきました。

出張料が1,000円前後かかるエリアですが、お困りならばお伺いしております。

お子さんの通学用自転車2台を、チューブ交換やスタンド交換、チェーン調整など色々やらせていただきました。

実は初めは、パンク修理でいけるかなと思ったのですが、これが曲者でした。穴を塞いでも塞いでも、新しい穴が出てくる。さすがに4つ目の穴を発見した時は、修理を諦め、チューブ交換に変更させてもらいました。

おそらく、タイヤに異物が刺さった状態で乗って、穴が増えたのではないかと思います。

思いのほか時間がかかりましたが、作業の間、お客様と談笑させていただいたので、とても楽しく作業を進めることが出来ました。ありがとうございます。

せっかくなので記念写真。

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ブログ掲載用に一枚お願いしたら、娘さんがノリノリで一緒に写ってくれました。良い笑顔です。感謝。

ブレーキを、サービスで少し調整したら、とても喜んでくれました。そこまで喜んでくれると、僕も直した甲斐があります。

とても楽しい時間。自分の仕事にやりがいを感じる一コマでした。

2014年9月13日 (土)

ランドナーのオーナー様より

以前、レストアしたランドナーのオーナー様より、お便りをいただきました。折角なので、ご紹介させていただこうと思います。

http://zitensyaya.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/miyata-1799.html ←レストアの記事です。

20140912_131345

高岡市にある三千坊山に登ってきたそうです。写真は展望台での記念撮影。

素人目線ですが、青空にかかる白い雲に森林の緑が調和し、黄色いフレームが全体の色彩をバランス良く彩り、とても美しく撮れていると思います。

僕は知ったかぶって、何をほざいているんでしょうね。本当に恥ずかしい限りです。

話を戻し、三千坊山は標高264mの高岡市では2番目に高い山だそうです。

誠に失礼ながら、オーナーはそれなりにダンディなお年頃ですが、陸川を駆け回る、年齢を超越したアクティブな姿勢にはいつも驚かせられます。

僕もこんなふうに年を重ねられたらと思いますね。

オーナー様、お便りありがとうございました。

ちなみに、高岡市で一番標高が高い山は二上山(274m)だそうですよ。

2014年9月11日 (木)

自転車屋さんの有無

当店は実店舗を持たず出張修理専門という業務形態をとっているため、色々な場所にお呼ばれして、修理をさせていただいています。

地域によっては、よく行く地域、ほとんど行かない地域が存在します。

基本的には近くに自転車屋がない地域を中心に営業をかけているので、よく行く地域となるのは自転車屋が無い所という事になります。

ところが最近、あまり営業をかけたことが無い、とある地域からよく依頼が入るようになりました。

理由は特に調べることもなく簡単に判明。

その地区では、以前は多数の自転車屋さんがあったそうですが少しずつ無くなっていき、最近になってとうとう全てのお店が閉店されてしまったそうです。

結果、修理に出すことが出来ず途方に暮れてしまう。

修理できるところ探したところ、当店を見つけたそうです。

電話帳には、金払ってでも載せておくもんだとしみじみ思いましたよ。

自転車屋さんの有無というのはやはり大きいです。改めて、地域に根付いた商売なんだと感じました。

近くに自転車屋が無いとお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

2014年9月 9日 (火)

季節の移ろい

高岡市内島で、夜間のパンク修理です。

今では、7時を過ぎれは大分暗くなってしまいます。暗いと視界が悪いので時間がかかります。

ほんの半月前までは、7時でもまだ明るかったんですが、夏の終わりを感じてしまいますね。

そういえば今年の夏は、あまり暑い!とは感じませんでした。

去年の夏は本当に暑くて、一度倒れそうになったのを覚えています。

もしかしたら、行く先々でいただいた差し入れの冷たい飲み物が、暑さを和らげてくれたのかもしれませんね。

でも、炭酸コーヒーはもういいです。勘弁してください。

夏ももう少しで完全に終わりそうですが、体調には気を付けていきましょう。

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綺麗だったんで撮ってみました。スーパームーンらしいです。

2014年9月 7日 (日)

無理させすぎ

高岡市内島からのご依頼です。

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バルブ部分がもげてしまっています。パンクした状態で無理に乗っていたため、チューブに負担がかかったためです。これは修理できないため交換です。

チューブのダメージを最低限に抑えるためにも、パンクした場合は絶対に乗ったりせず、降りて押しましょう。また、タイヤに何か刺さっていたら、可能であれば抜いてください。ただし、怪我しそうなら止めておいた方が無難です。

この症状は、『パンクしにくいタイヤ』というやつで特に起こりやすいです。理由はタイヤ自体が固いため、少しならパンクした状態でも走れるからです。便利なように見えて、結局はチューブ交換してますから修理費は高くついています。

ホームセンター等で販売している自転車によく使われています。思い当たる方は特に注意してください。

2014年9月 5日 (金)

スタンド交換

高岡市からのご依頼です。

両立スタンドの交換です。

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作業前の写真をうっかり撮り忘れました。判りずらいですが、交換後の写真に交換前のスタンドを重ねてみました。

Dsc_0274


スタンドは立てればほぼ垂直になりますが、交換前の物は内側に大きく傾いてしまっています。

故障原因はロック時のストッパー部分が内側に曲がってしまった事でした。

スタンドを立てた状態で、何か重い物をリアキャリアに載せたのでしょうか?

強度的な面から無理に曲げ戻さず交換することにしました。

写真のような両立スタンドや片側だけのサイドスタンド、電動アシスト用など色々種類がありますが、大体はすぐ交換できるように在庫しています。

パナソニックのスタピタ専用などの特殊な物は、さすがに取り寄せになります。

2014年9月 3日 (水)

タイヤトラブルが続きます

高岡市からのご依頼です。

前回はタイヤの空気の入れ過ぎで大惨事でした。今回はどうでしょう。

Dsc_0271_2 Dsc_0272

……空気を入れましょう。空気を入れなかったせいで、タイヤ側面が割れています。そのため内側がボロボロ。やすりみたいになってしまっています。こうなるとチューブをいくら直してもパンクが頻発してしまいます。

まだまだ山が残っていて寿命には程遠かったのですが、タイヤ交換になりました。非常に残念。

空気を入れないと、新品のタイヤでも半年持たないこともあります。

エコロジー・エコノミーな、Wエコな乗り物の自転車ですが、頻繁にタイヤ交換ばかりしていると、財布にとってはまったくエコじゃありませんよ。




2014年9月 2日 (火)

ほどほどに

ほぼ毎日、空気を入れて入れてと言い続けていますが、

今回は……。まぁ、まずは写真をご覧ください。

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入れ過ぎです!

内側から破裂してチューブが裂けてます。タイヤは衝撃に耐えきれず、ワイヤーがむき出しになってしまいました。

問答無用でタイヤ・チューブ交換です。

ロードバイクじゃないんだから、タイヤをカチコチにする必要はありません。走破性は上がりますが、衝撃を吸収できないので、地面の凹凸をもろ感じます。お尻が痛いです。

ママチャリタイプの自転車の空気圧は、少し凹むくらいが丁度良いです。

空気を入れないのもダメですが、入れ過ぎもダメダメです。

なにごとも程々が良いと思いますよ。

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