« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »

2014年11月

2014年11月29日 (土)

取り忘れ

どんな修理であっても終わった後には、一通りの点検を行っています。

本日、点検中に気になった部分がこちらです。

Dsc_0315

丸で囲んだ部分。ペダルの根元に何かがあります。

Dsc_0316

これの正体は、ペダルを取り付けた際に出てくる金属片です。

ペダルをネジ穴に締めこむことで、クランク部分の金属が削れていき、削れた部分が写真のように露出してきます。鉛筆削りを想像してみて下さい。鉛筆がペダルで、削りかすが金属片です。

こちらの金属片、鋭利に尖っており刺さるとかなり痛いです。深く刺さるので血もなかなか止まりません。

刺さると非常に危ないので、ペダルを取り付けた際には必ず除去しますし、販売時にはこの部分を必ずチェックします。

……するはずなんですが、写真に写っている通りがっつり残っていました。

自転車販売時の整備チェック項目には、ペダル取り付けの項目もあるはずなのですが、この自転車を販売した責任者は一体どこをチェックしたのでしょうか。

少なくてもペダルを付けた時と販売した時。最低2回はコレに気が付くチャンスがあったと思います。

人が乗るのだから、安全に乗ってもらうためにも、しっかりチェックはしないとダメでしょう。

2014年11月27日 (木)

グリス切れ?

本日は遠出して富山市での出張修理。

後輪のパンク修理の依頼でしたが、残念ながらチューブのバルブがもげていたので再生は不可能。チューブを交換する事になりました。

チューブを交換するには、車輪をフレームから外さないといけません。

その際には、外したついでに車輪のみを回してみて、回転に不具合がないか、車輪内部のグリス(潤滑剤)が無くなっていないかチェックしています。

今回は、回転に不具合ありでした。グリスが切れた様子はないのですが、回転が妙に重い。回しても遠心力が働かず、すぐ止まってしまいます。

内部の様子は大体検討がついていますが、分解しないことには修理もできないので開けてみることにしました。

Dsc_0317

Dsc_0319

分解してみると予想通りの結果。グリスは無くなってはいませんが、タール状に固形化しています。粘度が異常に高いので、ベアリングが回らず回転が重くなっていました。人間に例えるなら、田んぼの中を歩くといった感じでしょうか。

タール状のグリスを除去して、新しいグリスを入れ直しました。回転も滑らかになり修理完了です。

ここまでグリスが固形化するのは、経験上『バンドブレーキの後輪』に多いです。

バンドブレーキは、後輪の中心をブレーキシュー(固いゴムのような素材)で締め付けることでブレーキがかかります。その際には、摩擦でブレーキシューが微量ですが少しずつ削れていきます。

あくまで推測ですが、摩擦で削れたブレーキシューの微量な粉末が、内部に侵入してグリスを変質させているのではないかと個人的には考えています。

2014年11月26日 (水)

細かいところ

高岡市川原本町に出張修理。

パンク修理とブレーキ部品の交換作業を行いました。

その際、作業中ずーっと気になっていた部分がありました。

それがこちらです。

Dsc_0315_2

前のカゴです。一般車なら買った時から付いている部品です。

気になったのは、カゴの角度です。

斜め過ぎないかい?

自転車のカゴは適当に付ければ良い――という物ではありません。

横から見て、カゴの底面が地面となるべく平行になるのが望ましい取り付けになります。但し、取り付け金具の関係等で、どうしても平行にならない場合もあります。

今回のケースは修正できそう。気になるし修正することにします。

Dsc_0316 Dsc_0315_3

修正完了しました。参考までに並べてみました。左が修正後、右が修正前になります。

自転車のカゴは汎用性を持たせるために、固定していなければ結構自由に動きます。そのため、適当に固定してしまうと、一枚目の写真のように変な角度になってしまいます。

こういう細かい部分の仕上げは、自転車屋を選ぶ際のバロメーターになると思います。

細かい所まできっちり仕上げてある自転車は、当然、他の部分にも目が行き届いていると思います。

逆に、細かい所が適当な自転車は、全体がきっちり仕上げられているとは到底思えません。

自転車を選ぶ際には、カゴの角度を気にしてみるのも良いと思います。

2014年11月25日 (火)

取り付け不備

高岡市二上まで出張修理。

パンク修理でしたが、それ以外にも、前ブレーキに不備があったのでそこも修理しました。

Dsc_0320

写真は問題のあったブレーキシューです。

ブレーキシューは経年劣化で硬化してしまい、使えなくなるということもありますが、基本的には山が残っていれば大丈夫ではあります。

このブレーキシューは、パッと見た感じ凸凹の山が残っているのでまだ使えそうです――が、裏返してみると……、

Dsc_0321

Dsc_0323

Dsc_0325

御覧の通り、変な風に削れてしまっています。アルミリムであれば、通常はこのような削れ方はしません。ほぼ均等に削れていきます。

こうなった原因はブレーキシューが正しい位置、適切な角度で取り付けられていなかったからです。

大方、工場で流れ作業で仮組みされた物を、販売責任者がろくに整備・調整もせずに、お客様に渡してしまったのでしょう。完全に売り手側のミスです。

しかも恐ろしいことに、ブレーキがこうなっている自転車は珍しくありません。はっきり言うと、安い自転車ほど整備がいい加減になっている傾向があるように感じます。

一度、自分の自転車の前ブレーキが、写真のようになっていないかをチェックしてみて下さい。最悪、ブレーキがロックしたり、タイヤを傷つけてしまうことになりかねません。おかしかったらすぐに自転車屋さんに見てもらいましょう。

Dsc_0315

多分、二上山かな。曇っていてあまりいい風景とは言えませんね。

先日までいい天気が続いていましたが、一気に気温が下がりました。紅葉ももうすぐ終わり、冬が近づいています。

2014年11月23日 (日)

記念写真

いつもお世話になっているN様から、愛車とのツーリング写真をいただきました。

Ncm_0003

光の加減で残念ながらよく見えませんが、立山連峰をバックに三千坊山で記念撮影されたそうです。

自転車は少し前に、ブレーキの全換装、全ワイヤー・アウターの交換、ホイールの振れとり、変速の不調の修理などを行ったビアンキのMTBです。

http://zitensyaya.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/24mtb-c316.html ←その過去記事です。

N様オリジナルのステッカーとドロップ型のエンドバーが追加されていますね。

いつもながら自分が手を入れた自転車の近況を教えてもらえるとすごく嬉しいです。走りにも満足いただけたようで本当に良かった。

富山は11月に入ってから曇りや雨の日が多かったのですが、この日はスッキリと晴れ、気温も20度近くあったので、気持ちの良いツーリングだったのだと想像できます。

N様、写真ありがとうございました。せっかくなので、また紹介させていただきました

2014年11月22日 (土)

続くタイヤ修理

射水市坂東にある本屋さんに出張修理。

買い物に来てパンクしたみたいです。

お客様のご自宅ではなく出先での修理を行いました。

こういったケースの場合、予約が入っていなければ現場に急行できますが、予約が入っていれば残念ながらすぐには行けません。とりあえず、まずは連絡ください。ご相談に乗ります。

さて修理です。パンクでしたが、お客様に状況をお聞きしたところ、何かの大きな金属を踏んだそうです。

すでに抜かれていたので、何かは確認出来ませんでしたが、チューブに開いた入り口と出口の二ヶ所の穴。タイヤを貫通した大きな穴から、刺さった物が大きかったのは想像できました。

Dsc_0315

チューブは問題なく修理完了。タイヤに開いた穴も場所が良かったため、前回に続いて修理出来ました。

現場のすぐ側には、国道8号線が通っています。交通量も非常に多く、工事現場に出入りするような大きなトラックなどもよく通るため、道路には色々な物が落ちている可能性が高いです。おまけに道路の拡張工事も現在行われています。

気をつけようにも、気をつけようがないようにも感じますが、工事現場の側や、建築現場には出来るだけ近づかない方がいいですね。

2014年11月20日 (木)

通販の激安自転車

『通販の自転車ってどう思いますか?』という相談を受けました。

以前、少しだけ通販の自転車について話題にしたことがありますが、まぁ、僕の回答は『悪いこと言わないから止めた方が良い』ですね。

仕事柄、通販で買った自転車も修理しますが、自転車としてまともだった物は一度も見たことがないです。

パーツも劣悪、組み立てもめちゃくちゃ、調整でどうにかなるレベルじゃありません。かろうじて自転車の形をしているだけです。

自転車自体はこんな感じですが、それよりも一番問題なのは買った後ですね。

自転車が壊れたらどうするの?

自転車って壊れる乗り物ですよ。どんなに大事に乗っていても、絶対に壊れます。タイヤとかブレーキ部品は消耗品ですからいずれ交換が必要になります。

思い違いをしていらっしゃる方がたまにいますが、保証期間というものは販売したお店が請け負う物です。修理してもらうために、販売店とは関係のないお店に見てもらって、保証期間内だから無料で直るかというと、当然無料にはなりません。

壊れたらどうなるのか、直してくれるのか? 保証期間内の修理はどうなるのか? もし購入するつもりなら、販売サイトのアフターサービスの項目を必ずチェックしてください。書いてなかったら直接連絡して訊いてみることをオススメします。

よく読むと修理に関してはろくなことが書かれていません。近所のお店で修理してもらえとか平気で書いてあったりします。

もし、納得のいくまともな回答だったなら、あとはそれを信じるかどうかですね。

ちなみに僕のような修理専門店だったり、ホームセンター等のチェーン店なら修理してくれると思いますが、個人でやっている自転車屋さんだと断られる確率がかなり高いです。

また一部には、意味の判らない部品使ってるせいで、専用部品が必要になるケースがあります。部品が注文できないか販売メーカーに問い合わせたら、在庫切れという返事。入荷したらサイト上で案内するそうですが、かれこれ5ヶ月音沙汰なし。――なんてこともあるかもしれませんよ。

とまぁ、こんな感じですが、それでも良いのなら購入を検討してみるのも……どうなんだろうなぁ。やっぱりオススメは怖くて出来ないよ。

2014年11月18日 (火)

修理費用

お客様から電話を受けた時、『修理はいくらかかりますか?』とたまに訊かれることがあります。

この質問はお客様にとっては当然気になる事で、訊く権利もあると思います。

ただ申し訳ありません。この質問には、殆どの場合『判りません』という答えになってしまいます。

これでは語弊がありますね。正確には『実際に見て触って、状態を見てみないと判りません』というのが返答になります。

そのため電話口では、実際に見てみないと判らないと念押しをして、ものすごいアバウトな費用を伝えることにしています。

実際の所、ただのパンク修理だとしても修理費用の幅はかなり大きいです。

パンクの原因がチューブの穴だけなら穴を塞ぐだけの最安の料金ですが、チューブがダメになっていたら、タイヤにも大きな穴が開いていたら、それはタイヤ・チューブの交換になるので料金が高くなります。大体1,000~5,000円ぐらいの幅があると思います。

パンクの修理してもらったら、ものすごく高かったという話を耳にしたことがあります。その方は怒り心頭のようでしたが、僕ら自転車屋からしたら修理料金で大体の作業状況が把握できるので、普通の金額だよなと思うこともあります。

費用に関しては、修理にはパンク修理だけではなく、なにがしかのプラスαが必要になり、高額になったのでしょう。ここで問題なのは、お客様に一言の断りもなく、説明も無しに修理したことです。

修理する前に、お客様に丁寧に説明してあげていれば問題にはならなかった。ほとんどの方が納得してくれると思います。完全に自分の首を絞めています。見積もりというものを軽視しすぎでしょう。

当店では、修理費用が高額になる場合には修理する前に必ず費用を大まかにでも伝えるようにしています。黙って修理はいたしませんし、見積もりの段階であれば出張費だけはいただきますが、断っていただいても構いません。

ただし、修理が絶対必要な個所を修理せず、とにかく走れるようにしろという修理はこちらからお断りしています。

このような事情もあるため、修理費用のトラブルを避けるためにも、本当に申し訳ありませんが電話口では絶対に正確な費用はお伝えできません。どうかご理解ください。

2014年11月17日 (月)

タイヤ修理

異物を踏んでパンクした場合、チューブには穴が開いています。

その時には当然、チューブを保護しているタイヤにも穴が開きます。

小さい異物であれば穴も小さいので、チューブを修理さえすれば、タイヤは修理する必要はなくそのまま使って問題ありません。

ところが異物が大きい場合、タイヤに開いた穴も大きくなります。穴が大きい場合はそのタイヤはそのままでは使えません。穴から異物が侵入してまたパンクしてしまうからです。

その場合はどうするのか? 単純にタイヤの穴を塞ぐ修理をするのですが、これがなかなか手間がかかり意外と難しい作業のため、お店によっては修理不可で即タイヤ交換になると思います。売ることにのみ一生懸命なお店は修理するという概念すら存在しないかもしれません。

当店はどうするかと言うと、『修理をするお店』になります。

Dsc_0317

タイヤ専用の修理パッチを常備しています。チューブ用の修理パッチと違って、パッチに補強がされており非常に固く耐久性があるため穴をしっかり塞いでくれます。チューブ用の修理パッチを使ってタイヤを修理するお店も中にはあると耳にしたことがありますが、それでは強度が不十分です。破れて穴が開くかもしれないのでお勧めしません。

Dsc_0316

こんな感じにタイヤの裏側に貼りつけて修理完了です。我ながら上手く出来ました。

修理をするとは言いましたが、修理は出来ないと判断を下さす場合もあります。

タイヤの摩耗による劣化状態や、穴の位置、穴の大きさ等から判断してどうするかを決めます。ちなみに穴ではなく裂け目になっている場合は修理不可です。一時的に直っても、裂け目が広がってすぐにダメになるからです。

今回はタイヤの摩耗具合もそれほどでもなく、穴の位置、大きさ共に修理するには問題なかったため修理することが出来ました

2014年11月16日 (日)

タイヤのチェック

高岡市柴野内島に出張。

パンク修理です。

ただし、一般車ではなくクロスバイク。

タイヤサイズが28Cと一般車よりも少し細いタイヤを履いています。当然、中に入っているチューブも細めです。

Dsc_0317


写真はチューブに空いた穴を塞ぐためのパッチです。

右側のパッチが主にママチャリなどの太いタイヤ用。対して左側のパッチが、ロードレーサー等の細いタイヤ用の小型パッチです。

これ以外にもいくつかサイズの違うパッチがありますが、今回は細いチューブに合わせて左側の小型パッチを使用しました。

Dsc_0316


今回刺さっていた異物は小さなガラス片でした。2mmぐらいでしょうか。

小さすぎたためタイヤの内側を探った時にはまったく判りませんでした。しかし、穴の位置から推測してタイヤの外側をチェックしたところタイヤに埋もれているのを発見。

見逃していると危ない所でした。タイヤに埋まってはいましたが、乗車して体重がかかるとタイヤから押し出されてきて、またチューブに穴を空けるところでした。

タイヤのチェックは内側だけでなく外側も徹底してやるべきだと改めて実感できました。

2014年11月11日 (火)

危険です

高岡市にて出張修理。

接触事故で、自転車の前輪が歪んでしまい、走行できなくなっていました。

Dsc_0315

修正不可能なほどに歪んでいたのでリム交換です。

Dsc_0316

分解しました。

Dsc_0319 Dsc_0317

歪んだリムと衝撃で曲がったスポークです。結構な衝撃だったようです。怪我が無かったそうで良かった。

Dsc_0320

リムとスポークを新しいものに交換して組み直します。

Dsc_0321

組み上がりました。自転車の技術試験で受かる程度のレベルなら25~30分で組み上がりますが、さらに精度を上げるために+15分ほどかけました。僕の現段階の技術力ではこれが限界です。

初めに接触事故と書きましたが、自転車同士の事故だったそうです。原因は自転車同士で並走していたからです。

自転車の並走は道路交通法で禁止されています。一部例外はありますが、基本的には禁止です。

二台の距離が近ければ、今回のように接触事故を起こしてしまいますし、距離を離していても車の通行の妨害になります。当然危険です。

並んでお話をしたいという気持ちは判ります。ですが、事故にあってからでは全てが遅いと思います。取り返しのつかない怪我をおっていたかもしれません。

別件ですが、つい最近、自転車で転んで5針縫ったお客様に、私はお会いしています。

以前にも言いましたが、自転車はすぐに直るけど、人間はすぐには治りません。

危険な運転は、常に事故に繋がっています。

2014年11月 8日 (土)

初対面

高岡市木津での作業。

タイヤ交換でお伺いしました。

そこで初めて見る部品に出会いました。

Dsc_0318

シマノ製内装2段変速ハブです。

なんと2段階変速です。内装変速は、現在の主流は3段変速で、少しずつ5段変速が普及されていっています。高級モデルになると8段、11段といった物まであります。

この2段変速は、現在は製造されていないため新車では絶対にお目にかかれません。かなりレアなのではないかと思います。

シマノ製の2段変速は、『Hi-Matic』というシフターを使用しないタイプの物が、過去にあったのは知っていましたが、このハブはシフターで変速するタイプでした。

構造も仕組みも内装3段に良く似ています。内装3段への、移行前に作られたのでしょうか? 逆に、3段を簡素化した物なのか? そもそも何時頃、製造されていたのか?

謎の多いハブです。

2014年11月 7日 (金)

スペシャルバルブ

高岡市京田へ出張。

パンク修理でお伺いしましたが、チューブに穴は開いておらず、代わりにバルブ部分から空気が少しずつ漏れていました。

前回、ちょうど虫ゴムのことを記事にしました。今回のはまさに虫ゴムの劣化によるパンク症状です。ところが、

Dsc_0318

バルブに入っていたのはこのタイプでした。名前を『スペシャルバルブ』と言います。

Dsc_0317

このスペシャルバルブには、前回記事にした矢印部分の虫ゴムが必要ありません。劣化する虫ゴムを使わないことで、耐久性が向上しています。

また、一般車にはあまり関係ありませんが、このバルブを使うことで空気圧管理がしやすくなります。もし、スポーツ車に英式バルブを使用しているのなら、スペシャルバルブにしてみるのも良いかもしれません。

話を戻します。バルブ部分から漏れているのなら、おそらくコレに原因があるはずです。帰宅してから観察してみることにしました。

Dsc_0333

下側です。空気が通る穴が空いています。ここに原因を見つけました。

Dsc_0331 Dsc_0332_2

左側が正常なバルブ。右側が空気漏れバルブです。右側の方が、穴周辺の部品がわずかに変形して、穴が広がっています。この穴の広がりがおそらく原因でしょう。

スペシャルバルブは少し変形するだけでも空気漏れを起こす精密な部分があります。

精度が問われる部品なので、あまり安物は使わない方が良いですね。

Dsc_0334


今日は立冬。暦では冬の始まりです。写真は近所の写真ですが、紅葉も進み、かなり落ち葉が散っています。冬の足音が聞こえてきそうです。

当店のような屋外作業には、とても厳しい季節が近づいてきました。売上的なものは、すでに厳しくなっていますが、個人的には冬は好きな季節だったりします。

2014年11月 4日 (火)

ヒマな一日

天気が良いのに、仕事が無い。

経営的な危機を感じるヒマな一日でした。

でも、ヒマだからこそやるお仕事があります。

Dsc_028_2

写真の部品は『虫ゴム』と言います。

空気を入れるバルブの中に入っている部品です。今度、空気を入れる時にでもバルブの蓋を緩めてみてください。中にコレが入っています。ちなみに、コレを抜いたらタイヤから空気が全部抜けます。空気と一緒に、虫ゴムが飛んでいいくことがあるので、目に入らないようにand見失わないように注意してください。

虫ゴムは矢印の部分がゴムで覆われています。年月とともにゴムの部分が劣化して破れてきます。すると、そこから空気が漏れ出すので、定期的に交換する必要があります。あまり知られていませんが、消耗部品です。

メーカー推奨は一年毎の交換です。まぁ、実際は一年ではなかなか破れたりしないと思いますが、一年毎に交換しておけば安心だと思います。

当店ではパンク修理のたびに、虫ゴムを必ず交換しています。なので、結構な数を消費しますね。

パンク修理のたびに作るのでは効率が悪いので、あらかじめ纏まった数を、今日のようなヒマな時に作っておきます。

Dsc_027

金属の部分と、ゴムの部分を分解します。結構、固めに付いているので外すのに苦労します。地味に指が痛くなります。

Dsc_029
ある程度の数を分解しました。ゴムの部分は破棄して、金属の部品は新しいゴムを取り付けて、再利用します。

虫ゴムの作り方は、また今度紹介しようと思います。

まだまだ綱渡り営業の当店ですが、よろしくお願いします。

2014年11月 2日 (日)

グラグラ

持ち込みの修理です。

Dsc_0317_2

修理個所は矢印の部分。ペダルを回す部分で『クランク』と呼ばれています。本来はペダルが付いているのですが、そのペダルが外れてしまったそうです。

Dsc_0319

試しに取り付けてみましたが、写真のように斜めに付いてしまいます。しかもグラグラして固定できていません。見てみるとネジ山が完全に潰れていて、穴も広がっていました。

おかしなことに反対側のクランクも同じような状況になっていました。反対側はネジ山が残っていたので修正を試みました。結果、一応固定は出来たのですが、入り口側のネジ山がダメそうだったので、お客様と相談して左右両方とも交換する事になりました。

注文していた部品が届いたので、さっそく修理してきたいと思います。

Dsc_0320

まず、専用工具を使ってクランクを外しました。

Dsc_0321

左がダメになったクランク。右側が新しいクランクです。この部品は、歯の数と中心からペダルまでの寸法によって何種類も規格があります。何種類かは在庫していますが、今回は在庫していない物だったので取り寄せになりました。

Dsc_0323 Dsc_0324

ネジ山のアップです。左側はネジ山が完全に潰れています。右側が本来の姿です。

Dsc_0325

では取り付けていきます。部品の結合部分にはグリスを塗っておきます。

これは今後、また部品を外すかもしれないので、材質の異なる金属同士が固着しないようにするための処理です。ここ以外にも、サドルやハンドル部分など、外れなかったら困る部分に処置をします。

Dsc_0327

取り付けました。はみ出たグリスは綺麗に拭き取ります。残しておくと、埃や砂が付着して酷く汚れてしまいます。

Dsc_0328

次はペダルを取り付けます。ここのネジ山にもグリスを塗っておきます。

Dsc_0330

取り付けて、しっかり固定します。ガタつきが無いかをよく確認します。

Dsc_0331

修理完了しました。

今回の故障原因。おそらくペダルの固定がしっかりされていなかったのが原因と考えられます。使っているうちどんどん緩みが大きくなっていって、それに伴いペダルがグラグラし始め、ネジ山を削りながら穴が広がっていったんでしょう。

十中八九、自転車販売時にペダルの仮止めだけがされていて、しっかり固定がされていなかったんでしょう。自転車販売時には、整備士によるペダルの固定をチェックする項目が必ずあるはずなのに不思議な話です。

2014年11月 1日 (土)

ビアンキ 24インチ MTB

いつもお世話になっているN様の愛車をお預かりしていました。

ビアンキの24インチMTBです。

今回ブレーキ一式とシフトワイヤーを交換しました。

Dsc_0315

Dsc_0316

ブレーキはお客様がオークションで手に入れたDeoreXTクラスのカンチブレーキに換装。安価なクラスと違って、作りがしっかりしていているので剛性が高そうです。

ブレーキアウターとシフトアウターは、フレームと同色の『チェレステ』に変更しました。

ビアンキと言えばこの色ですね。とても綺麗な色です。

カンチブレーキの調整は何度やっても手こずります。今回も納得いく感じに仕上げるのに時間がかかりすぎました。お客様には申し訳ないですが、現状、カンチブレーキの調整は持ち帰っての作業にならざるをえません。

この自転車は24インチとフレームサイズが小さいので、分類的にはJr.MTBになるのだと思いますが、持ち主の方は小柄なので、このサイズの方が乗りやすそうです。そこその大柄な僕には、かなり小さかったです。

N様、お待たせして申し訳ありませんでした。時間をかけた分、いい感じに仕上がっているので許してください。

« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

無料ブログはココログ