« 2015年2月 | トップページ | 2015年4月 »

2015年3月

2015年3月29日 (日)

整備不良

よくある整備不良をご紹介したいと思います。『残念ながらよくあります。』

Dsc_0318

問題の部分は矢印の部品です。ブレーキシューと呼ばれる部分になります。

このブレーキシューは左右に一つずつあり、左右対称になっています。左右から車輪を挟み込む事によってブレーキがかかるという仕組みになっています。

それを踏まえてうえで写真を見てみると、ブレーキシューの位置が斜めにずれており、しかも車輪の制動面から下側がはみ出てしまっています。

ブレーキシューの本来の位置は、大雑把に言うと制動面からはみ出さず平行に取り付けられていなければいけません。正しい位置に取り付けられていないと、新車の頃は問題なくても、のちのち問題が浮き彫りになってきます。最悪なケースでは、タイヤを切り裂いてしまったり、ブレーキが動かなくなったりします。

間違いなく断言できますが、これは買った時からの整備不良です。販売したお店が、適当なお店だったのでしょう。

この自転車には『BAA』のマークがついていました。

最近よくテレビのCMで流れていますね。BAAの自転車は安全安心と宣伝されています。

ですが、勘違いしてはいけません。BAAは自転車の『品質』に対する安全基準をクリアしているだけで、『誰が組み立てた』とか『誰が点検して販売した』というのは一切考慮されていません。

つまり組み立てた人と点検して販売する人がいい加減であれば、BAAマークがついていても安全性など微塵も無いということになります。

記事の初めに『残念ながらよくある』と書きましたが、ブレーキの整備不良は本当に多いです。BAAであろうがなかろうが関係なくです。

それだけ自転車がいい加減に販売されているということだと思います。悲しくなりますね。

BAAは無意味だとまでは思いませんが、他にも考慮するべき部分はあるだろうし、BAAだから安全と言うのは間違っていると思います。

2015年3月26日 (木)

細かい事

本日修理した自転車で、細かい事ですが少し気になったことがありました。

Dsc_0320

写真は自転車に乗った状態で撮影しています。

気になるのは矢印の部分。明らかにワイヤーの長さが合っていません。無理やり取り付けているため大きく弧を描いて膨れ上がっています。

問題のワイヤーは、三段変速機のシフトワイヤーです。

このタイプの物は長かったら切って短くするという事が出来ません。何種類か長さが違う物が市販されているので、その中から適切なサイズを選んで取り付けることになります。

Dsc_0321

取り付けられていたワイヤーのサイズが書いてありました。見にくいですが1650mmと書かれていました。やっぱりサイズを間違えていますね。1650mmはアップハンドル用の物です。

4973291213519

こちらがアップハンドルです。ハンドルが途中で曲がっている分、長いサイズの物が必要になります。

写真の自転車のハンドルは、曲がらず真っ直ぐなストレートハンドルなので、本来の適合サイズは1520~1560mmが正しいサイズになります。

この自転車に関しては、サイズが違っていても特に機能的な不都合は一応ありませんでした。ただ見た目が良くないだけです。

販売した時点ではこのような問題は起きないでしょうし、たとえ起きても気付くと思います。おそらくブレーキワイヤーに比べてシフトワイヤーは新しかったので、シフトワイヤーを交換する修理をしたのだと思います。

適合するサイズの在庫が無かったのか、見た目を気にしない人が修理したのかは判りませんが、個人的には見た目も大事だと思うので、雑な修理だなと思います。

Dsc_0318

つい先日まで雪がチラついていましたが、何気なく地面を見てみると土筆が生えていました。

春と言えば桜やタンポポ。植物を観察してみると季節の移ろいを、より感じることが出来ますよね。

 

2015年3月24日 (火)

細いチューブのパンク修理

射水市まで出張修理。

3月も後半ですが雪が降っています。昨日とは10度以上気温に差があります。寒いですね~。

さて修理です。

Dsc_0323

今回はロードレーサーのパンク修理です。ロードレーサーの自転車には細いタイヤが使われています。そのため中に入っているチューブもとても細いです。

今回の自転車のタイヤサイズは25C。判りやすく単位で言うと、横幅25mmのタイヤです。

因みに、ママチャリタイプの自転車のタイヤ幅は大体35mmぐらいです。

細いチューブには、通常のパンク修理に使うパッチでは大きすぎるため使えません。

専用の小型の修理パッチを使って修理します。

Dsc_0325

という訳で、専用パッチで修理完了です。

ロード用にチューブの下地処理をしないでそのまま貼りつけられる『イージパッチ』という物も市販されていますが、修理を商売としている身としては、手間はかかりますが、処理をきちんとしてからパッチを貼る修理の方が安心感が持てます。

2015年3月19日 (木)

パンクの失敗例

富山市まで出張修理。

パンク修理でしたが、お客様がまず自分でやってみたところ上手くいかなかったそうです。

Dsc_0318

パッチが剥がれかかっています。穴はこことは別にもう一つ開いていて、この部分は一応穴は塞がってはいたのですが、いずれ完全に剥がれてしまうでしょう。残念ながら大失敗なパンク修理です。

見たところ失敗した理由は、

①パッチを貼りつけるチューブの下地処理をしていない。

②ノリを塗る範囲が狭すぎる。

③ノリを乾かさずにパッチを貼りつけた。

④パッチの圧着が甘い。

といったところですね。

パンクの修理キットは100均でも販売されていますが、誰にも教わらずに修理するのは結構難しいです。

修理を失敗してしまって、最悪チューブをダメにしてしまって交換ということになり、結果的に修理費用が高くついてしまうことにもなりかねません。

それでも、自分でチャレンジしてみようという心意気は素晴らしいと思います。

練習用に廃棄するチューブが欲しいのなら、条件付きですが無料で差し上げますよ。

廃チューブが欲しい方は気軽にお問い合わせください。

2015年3月17日 (火)

パンク修理の小さなこだわり

今日は気温が高めで、春めいた気候でした。近所の桜が咲くのも、もうすぐかもしれません。

今回は、パンク修理の時にやっている小技を紹介したいと思います。

Dsc_0321

写真はパンク修理後のチューブの画像です。

パンク修理の手順をざっくり説明すると、まず穴が開いている部分の周囲をやすりで削ります。次に、削った部分にノリを塗ります。そして、ノリを乾燥させてから修理パッチを貼りつけて修理完了と言う流れになります。

チューブの修理が終われば、今度はタイヤの中にチューブを戻すことになるのですが、ここで問題が発生します。

修理パッチを貼るためにチューブに塗ったノリのせいで、タイヤとチューブがくっついてしまう事があるのです。

タイヤに貼りついてしまうと、次回またパンク修理をすることになった時に、チューブを取り出すのに苦労することになります。チューブが破れることは無いと思いますが、それでもやっぱり気を使ってしまいます。

そんな事態を予防するために、一手間を加えるのが今回紹介する小技。

Dsc_0323

というわけで一手間加えてみました。やったことはとても簡単です。

『魔法の粉』を降り掛けただけです。

こうすると、あら不思議。ノリが完全に乾燥してタイヤに貼りつくのを防いでくれました。

これで次回の修理も、問題なく行えます。

こういった手間は、お客様からは見えない部分ですし、別にやらなくても大きな問題にはならないのかもしれません。

ただもしかしたら、次に修理をする人は僕ではないかもしれない。次に修理する人が、修理に困らないように修理をするというのもプロの仕事だと思ってやっているうちの一つです。

因みに、『魔法の粉』の正体は、何の変哲もないベビーパウダーです。多分、小麦粉とかでも代用が効くと思います。……責任持てないけど。

2015年3月16日 (月)

リヤカーパンク修理

本日は、いつもご贔屓にしていただいている配送業者さんの配達用リヤカーのパンク修理です。

Dsc_0317

通常、リヤカーのタイヤというのはBEタイヤ、もしくは耳付きタイヤといって特殊なタイヤが使われています。特殊なタイヤだとパンク修理でも一苦労するのですが、こちらで使われているタイヤは自転車と同じ物が使われていました。

おかげで修理は楽に出来て助かります。

通常のタイヤより、BEタイヤの方が耐久性があるので、業務用には本来はBEタイヤの方が良いのでしょうが、このリヤカーは車輪が小径なため適合するBEタイヤが無いのと、修理などのメンテナンス性を優先するために通常のタイヤを使うように設計されたのではないでしょうか。……多分。

このリヤカーは自転車で牽引して荷物を運ぶのですが、修理完了後、荷物が乗っていない状態の物を自転車で引いてみましたが、これが中々重かったですね。

これに荷物を載せて、日々配達されているのだから本当に頭が下がります。

仕事でも、私用でも、良く利用させていただいているので、感謝の気持ちを忘れずにいようと思います。

2015年3月15日 (日)

雪解け

先週は雪が降り、薄く積もったりもしましたが、今日は久しぶりの快晴でした。

気温も上がり、ジャンパーを着ていると少し暑いくらいの温度。

春らしい気候はもうすぐですね。

今日は朝一で、高岡市の池田まで出張しました。

Dsc_0319

見事にタイヤが摩耗しきっています。

Dsc_0320

タイヤの内側も綺麗ですね。こまめに空気を入れていた証です。

さすがにここまで摩耗してしまうと、タイヤに穴が開いてしまいました。ここまできてしまうとタイヤの穴を塞いで修理したとしても、一時的なしのぎにしかなりません。

タイヤを新しい物に交換しちゃって、気分的にも機能的にもスッキリといきましょう。

 

2015年3月10日 (火)

三月の雪

三月入ってそれなりに経ちましたが

Dsc_0322

雪です。全国的に降っているみたいですね。

富山県の高岡市ではそんなに降ってはいませんが、魚津市とかの新潟県よりの所は結構降っていると聞きました。

そんな中、久々の雪の日のパンク修理となりましたが、お客様の駐車場の軒下をお借りできたので、雪の真っ直中は回避できました。ありがとうございました。

Dsc_0348

さて、タイヤを開けてみると、チューブが何重にも折りたたまれています。

パンクしているのに無理に乗っていたみたいですね。チューブがダメになってしまう可能性が高いので、パンクしたら乗らないようにしましょう。

ちなみに空気が少ない状態で乗っていると、チューブが皺になってしまう事があります。皺になった部分は脆くなってしまうので、その部分はパンクがしやすくなってしまいます。

チューブを長持ちさせるためにも、空気はしっかり入れましょう。

2015年3月 9日 (月)

いたずら……かな

空気が抜けていて、空気も入れられないとの事でお伺いしました。

Dsc_0319_2

見てみると、バルブの部分がありません。確かにこれでは空気は入れれませんし、空気を溜める事も出来ません。

念のためチューブを水調べして異常が無い事を確認してから、新しいバルブを用意して修理完了です。

バルブが無くなっていたのは、お客様に状況を聞いた限りでは、シンプルに考えると多分いたずらだと思います。

こういった行為は、万引きとはまた違っていて、犯人自身には物質的に得る物が何もありません。

ただ相手を困らせるだけの最低な行為です。

軽い気持ちでやっているのかもしれませんが、言い逃れの出来ない犯罪です。

2015年3月 3日 (火)

破裂

高岡市常国に出張修理。

Dsc_0319

Dsc_0320

タイヤが裂けていました。

Dsc_0321

チューブにも大きな穴が開いています。

異物が刺さったパンクでは、通常こんな風にはなりません。

では、原因は何かと言うと『空気の入れ過ぎ』です。

空気の圧力にチューブが耐え切れず、内側からパーンと破裂してしまったのでしょう。タイヤが裂けたような傷も、チューブが破裂した衝撃によるものです。

無事だった片側のタイヤを触ってみると、ロードレーサーのタイヤ並みに固く、カチンコチンでした。適性値の2倍以上は間違いなく入っていたと思います。

これは破裂するなと納得してしまいました。

普段から空気を入れましょう入れましょうと言っていますが、入れ過ぎもダメです。どちらもチューブとタイヤの寿命を縮めてしまいます。

人間でも、食べないのは良くないですし、食べ過ぎも良くありませんよね。

何事も程々にしておきましょう。

空気圧は指で押して少し凹むくらいだと、大体いい感じになります。

« 2015年2月 | トップページ | 2015年4月 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

無料ブログはココログ