修理・BB

2014年10月 1日 (水)

高性能

高岡市波岡からの修理依頼です。

BB(ボトムブラケット)の修理です。

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写真の部分が、BBです。ペダルを回す根元の部分ですね。赤い矢印が『ハンガーワン』、青が『ハンガーシャフト』と言います。

この部分、特にシャフト芯がかなり破損していたので、まるまる全部交換します。

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自転車から外しました。こんな形をしています。

今回は新品の同じ部品を使って修理するのではなく、違う部品を使うことにしました。

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使う部品がこちら、一般車用の『カートリッジBB』です。

ハンガーシャフトとハンガーワンが一つの部品としてユニット化されているため、耐久性もあり、基本的にメンテナンスフリーで運用することができます。

元々は、ロードバイクなどのスポーツ車に使われていましたが、最近はママチャリなどの一般車にも少しずつ使われ始めています。

逆にスポーツ車には、今ではこのタイプの物は、一部を除き安価なモデルにしか使われなくなってきたように思います。

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交換しました。見た目にはまったく変わりませんが、中身は別物になっています。回転も滑らかで耐久性にも期待が持てそうです。

2014年8月 2日 (土)

気にしてみてください

高岡市からのご依頼。

ペダルがグラグラするということで修理に伺いました。

触ってみると、ぺダルではなくて、ペダルがついている『クランク』という部分が横方向に大きくスライドします。クランクは縦回転なので縦には動きますが横には動きません。クランクの根元の部分が緩んでいるようです。

小さなガタつき程度なら緩みを締め直して終了ですが、今回はガタつきが非常に大きかったため、気になって分解しました。

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分解して正解でした、ベアリングという部品が破損していました。補足までに、歯車が付いている部品がクランクです。

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ベアリングのアップです。割れちゃってます。分解せずに直していたら、不具合が出るところでした。

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他の部品には、かろうじて異常はなかったので、ベアリングを新しい物にして組み直しました。修理完了です。

さて、今回修理した部分ですが、レアなケースではなく割と多くの方が緩んでいます。脚力のある体育会系の方や、長距離を通勤・通学される方、乗り方が乱暴な方は大体緩んでいます。

小さなガタつき程度なら分解せず、緩みを直すだけなので割と安価で修理出来ますが、ガタつきを放置して乗り続けていると今回のようにガタつきが大きくなり、部品が破損してしまいます。分解して、さらに部品交換となると費用は高額になってしまいます。

一番怖いのは最悪のケースです。完全に痛めてしまうと再起不能、修理不可、廃車になってしまいます。

そのため、この部分は自転車にとって心臓といってもいいでしょう。

ペダルを漕いでいて違和感を感じたら、すぐに自転車屋さんに見てもらってください。

2014年6月29日 (日)

部品が無い

20年以上前のMTBのBBにガタつきがあるという事で、お預かりしました。

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写真中央。ペダルが回転する根元の部分を『BB(ボトムブラケット)』と言います。

当初は、緩んでいる部品の増し締めとグリス(潤滑剤)を入れてやれば直るだろうと思っていたんですが、分解してみると……

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中に水が溜まっていました。部品が酷く腐食しています。写真は少し綺麗にしていますが、分解した時は、グリスと水が溶けあってドロドロな状態でした。

原因は、フレームに水が抜ける穴が無かったのがいけなかったんでしょう。フレームに侵入した水が抜け道を失って、ハンガー内部に溜まってしまったんですね。

話を戻します。

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写真はシャフト芯です。腐食が酷いです。それだけじゃなく、ベアリングが当たる部分がボロボロの虫食い状態になっています。この部品はもう使えません。交換するしか道はありません。

ですが、ここで問題が発生しました。このBBシャフト芯、一種類だけじゃなく、何種類も存在するんです。問題なのはココ。これと同じ部品は、もう作られていないんです。

昔からやっている自転車屋さんなら、もしかしたらまだ補修用に在庫しているかもしれませんが、開業して2年未満な僕は当然持っていません。

そうなってくると、残る手は一つ、

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現在のスポーツ自転車に使われている『カートリッジ式BB』に交換することですが……、ここでまたしても問題が。このカートリッジ式もサイズごとに種類があり。この自転車に適合するサイズ『シェル幅73mm 軸帳127mm』は、すでに廃番になっているのです。

ためしにワンサイズ小さい物を取り付けたところ、見事に撃沈しました。左クランクがフレームに接触します。軸帳が足りません。

さてどうするか。もうこうなったら力技しかないな。ここからは、完全に専門的なことになりますが、『シェル幅68mm 軸帳127mm』に『73mm対応のアダプター』を取り付けることにしました。

見た感じ、73mmと68mmのカートリッジはほとんど同じ物のように見えます。メーカーさんに聞いた訳ではないので、微妙な差異はあるのかもしれませんが、アダプターで調整してやればいけると判断しました。

結果----上手くいきました。そして、写真撮り忘れました。不覚なり。

もう一つ問題だったハンガー内の水の逃げ道は、ハンガーの底に穴を空けることで対処しました。これまた力技です。

終わってみれば、初めから締めまでなんとか押し切ったといった感じです。

自転車はこの後、ヘッドとホイールのグリスアップ。ブレーキパッドに取りついた泥・削れたリムの破片を除去して、無事にお客様にお渡しできました。

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