修理・チューブ

2015年5月27日 (水)

パンク防止剤

僕の住む地域でも、少しずつ『パンク防止剤』をいれているお客様が増えてきました。

『パンク防止剤』とは、『防止剤』となっていますが、実際にはパンクを防止するものではありません。正確には、パンクした穴を塞ぐ『簡易修復剤』です。

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チューブの断面。緑色の物が防止剤です。

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パンクしたパンク防止剤が入ったチューブです。穴の空いた場所から防止剤が漏れ出しています。

理屈的には漏れ出た防止剤が固まって穴が塞がっています。確かに、一応は空気の漏れは収まっています。

ところが空気を少し足してみたところ、また穴が開いてしまいました。そして、空気がある程度抜けると穴はまた塞がります。

防止剤はつまるところ、穴が開いたり閉じたりを繰り返しているだけで、修理がされたわけではありません。あくまでも一時的な応急処置――にもしかしたらなるかもしれないという物です。

満足に空気も入れられないため、非常に都合が悪いです。さらに穴がある程度大きいと、そもそも穴は塞がりません。

穴を完全に塞ぐには、チューブにパッチ修理をするしかありません。

そして、ここで大問題になるのは防止剤がはいったチューブはパンク修理が出来ないことです。

穴から溢れた防止剤がパッチの接着を妨げるからです。修理するには、チューブを交換するか、チューブの中にはいっている防止剤を洗い流すしかありません。

防止剤を洗い流す作業工賃を考えたら、チューブを交換した方が安いです。

個人的には、パンクしたら確実に修理費用が高くつく物を売ろうとは思えません。

売るにしてもデメリットをちゃんと伝えたうえで、販売するべきだと思っています。

ちなみに防止剤をいれた方は、デメリットの事は聞いていないという方が大多数です。

2014年10月24日 (金)

空気圧不足②

高岡市清水町での作業。

パンク修理の依頼でしたが、チューブがダメでした。

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タイヤからチューブを取り出しました。バルブの右側がシワシワになっています。

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アップの写真です。シワシワに見えたのはたくさんの折り目でした。

タイヤの中で、チューブのこの部分が畳まれて収納されていたためこうなりました。紙を丸めると折り目だらけのシワシワになりますね。それと同じことが起きています。

このチューブに空気を入れるとこうなりました。

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シワシワな部分とは逆側が力こぶのように膨らんでいます。

状況から推測すると、空気を入れた際に、シワシワの部分で空気が堰き止められ、力こぶの部分に極端に負担がかかったのではないかと思います。

こうなった原因はやっぱり空気不足。

空気をいれなかったせいで、タイヤ内部に隙間が出来てしまい、中のチューブが動いて折り畳まれてしまったせいです。

このチューブは使い物にならないので、残念ながらチューブ交換になりました。

2014年9月 7日 (日)

無理させすぎ

高岡市内島からのご依頼です。

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バルブ部分がもげてしまっています。パンクした状態で無理に乗っていたため、チューブに負担がかかったためです。これは修理できないため交換です。

チューブのダメージを最低限に抑えるためにも、パンクした場合は絶対に乗ったりせず、降りて押しましょう。また、タイヤに何か刺さっていたら、可能であれば抜いてください。ただし、怪我しそうなら止めておいた方が無難です。

この症状は、『パンクしにくいタイヤ』というやつで特に起こりやすいです。理由はタイヤ自体が固いため、少しならパンクした状態でも走れるからです。便利なように見えて、結局はチューブ交換してますから修理費は高くついています。

ホームセンター等で販売している自転車によく使われています。思い当たる方は特に注意してください。

2014年8月 3日 (日)

チューブ再生不可

高岡市からのご依頼です。

パンク修理でお伺いし、穴を塞ぎ、タイヤに収めて修理完了というところで問題がおこりました。

タイヤの中にチューブが綺麗に収まりません。無理やり中に入れると皺になってしまいます。

このままでは皺の部分でまたパンクしてしまうため、残念ながらチューブ交換になりました。

件のチューブを持ち帰り、同じサイズの正常なチューブと比較してみました。

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左側が持ち帰ったチューブ。右側が正常な長さのチューブです。

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判りにくかったため重ねてみました。伸びているため当然重なりません。

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もう少し判りやすくしてみました。こうすると明らかに伸びているのが判ります。

こうなった原因は、『パンクしているのに修理せず、乗り続けたから』です。

パンクしてるんだから、乗れるわけがない。矛盾しています。

ところが一時的でも、乗れてしまうタイヤがあるんです。

そのタイヤは『パンクしにくいタイヤ』という売り文句で販売されています。

タイヤの地面に接する部分を厚くすることで、異物が刺さってもチューブを守るというのが特徴らしいです。

このタイヤは触ってみれば判りますが、かなり固くできています。固いためパンクしてもある程度は走れてしまえます。しかも固いため、パンクしてるのかと思い触ってみても判りづらい。

パンクしているのかしていないのか半信半疑、もしくは気づいていないため修理に出さず乗り続け、タイヤの中でチューブがめちゃくちゃになってしまう。今回のような事態になってしまいます。

でも、パンクしても乗れるんならそのままでも良いんじゃない? と思われる方もいらっしゃると思います。ところがそうもいきません。パンクした状態は確実にタイヤにもダメージを与えていきます。最悪タイヤとチューブを交換することになりますよ。

このタイプのタイヤを使っている方は注意してください。修理で見た時にはすでに手遅れということが何回もありました。

パンクを見分けるコツは、縦にタイヤを触るのではなく、比較的柔らかい横を触ってみてください。空気を入れても凹むようならパンクしているのかもしれません。

また、空気圧の管理は通常のタイヤよりも徹底してください。

2014年7月22日 (火)

縁の下の力持ち

縁の下の力持ち。

という訳で今回は、普段は見えないけど無くてはならない大事な部品を紹介します。

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こちらになります。この部品の名称は、リムテープまたはリムフラップなどと呼ばれています。

金属の車輪にはほぼ使われています。プラスチックの車輪には使われていません。

どこに使われているのかと言いますと、

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車輪の外周に使われています。左側が装着前。右側が装着後になります。

では、何のために付いているのか?

装着前の写真を見ていただくと、等間隔で丸い物が付いているのが判ると思います。

この丸い部品からチューブを守るために、写真右側のようにしてリムテープは使われています。

無いとチューブが傷ついてしまいパンクします。

見えないけど無くてはならない大事な物。まさしく、縁の下の力持ちです。

ところでこのリムテープ、使い始めの頃は柔らかいゴムなのですが、年月とともに劣化していき、

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写真のように穴が開いたり、途中で切れたりします。こうなったら交換するしかありません。

ちなみに見えない部品だからか、安い自転車には酷く劣悪な物が付いている場合があります。

ただ困ったことに、これを交換するには多くの場合車輪を完全に外す必要があります。

普通にやったら工賃だけで1,000~2,000円ぐらいかかると思います。

そのため当店では、リムテープだけの交換ができるだけ発生しないように、必ずチューブ交換になった際には、リムテープの状態を確認します。そして、少しでも劣化しているようであれば、チューブと一緒に交換しちゃいます。

そうすることで、工賃はチューブ交換のついでなので無料。+100円(部品代)で交換できます。(タイヤ・チューブ交換の場合はセットに含まれています)

これは気の利いた自転車屋さんなら、ちゃんと教えてくれて一緒に交換してくれます。

ただ、気の利かない自転車屋さんは、チェックせずスルーします。要注意です。

チューブ交換になった際には、もし何も言われなかったら、お客さんから聞いてみた方が良いと思います。

※ 当店では、リムテープの交換だけでも、貼りつけるタイプのリムテープを使用することで、安く修理することができます。

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射水市まで修理に行って来ました。写真は新湊大橋です。仕事で何回か利用しましたが、高いところが苦手なんで、恐々通っています。

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