修理・クランク

2014年12月13日 (土)

寒いですね~。

雪が降り、冷たい風が吹くなか、パンク修理が4本。

パンク穴の位置確認のための水調べが冷たいというか痛いです。

軍手の上にゴム手袋をはめていますが、手先の感覚が鈍るのであまり好きにはなれず、結局脱いだりしています。

そう、自転車の修理は意外と手の感覚が重要なんです。

例えばココ。

Dsc_0319

矢印の部分。BB(ボトムブラケット)と言います。

この部分の部品の固定が緩むことでガタつきが出てしまうことがよくあります。ガタつきを放置し状態が悪化してしまうと、中の部品がグチャグチャになってしまったり、チェーンが外れたりします。

完全に壊れてしまうと、直すのに高い修理費用がかかりますし、最悪廃車になってしまいます。自転車にとって非常に大切な部分です。

症状が軽いのであれば、緩んだ部品を再調整すれば良いので、大事になる前に直せます。

今回は症状が軽かったので直せそうです。まずは邪魔なものを外します。

Dsc_0321

ペダルのついたクランクとカバーを外し、BBを露出させました。ちなみにカバーが無ければクランクを外さなくても修理出来ます。

Dsc_0322

ここの部分は、これらの工具を使って修理していきます。トレイに入っている工具は全て自転車専用工具です。自転車以外に使い道はないです。

BBの修理は、ただ緩んだ部品を力任せに締めれば良いという訳ではありません。

ガタつきがでないように。部品同士が過度に干渉せずスムーズに動くように。微妙な調整を手先の感覚で行っていきます。慣れていないと何度もやり直す羽目になります。

――と、こんな修理もあるので手を厚着することが難しかったりします。

まぁ、個人的に素手が一番作業しやすくて好きというのもありますがね。

2014年11月 2日 (日)

グラグラ

持ち込みの修理です。

Dsc_0317_2

修理個所は矢印の部分。ペダルを回す部分で『クランク』と呼ばれています。本来はペダルが付いているのですが、そのペダルが外れてしまったそうです。

Dsc_0319

試しに取り付けてみましたが、写真のように斜めに付いてしまいます。しかもグラグラして固定できていません。見てみるとネジ山が完全に潰れていて、穴も広がっていました。

おかしなことに反対側のクランクも同じような状況になっていました。反対側はネジ山が残っていたので修正を試みました。結果、一応固定は出来たのですが、入り口側のネジ山がダメそうだったので、お客様と相談して左右両方とも交換する事になりました。

注文していた部品が届いたので、さっそく修理してきたいと思います。

Dsc_0320

まず、専用工具を使ってクランクを外しました。

Dsc_0321

左がダメになったクランク。右側が新しいクランクです。この部品は、歯の数と中心からペダルまでの寸法によって何種類も規格があります。何種類かは在庫していますが、今回は在庫していない物だったので取り寄せになりました。

Dsc_0323 Dsc_0324

ネジ山のアップです。左側はネジ山が完全に潰れています。右側が本来の姿です。

Dsc_0325

では取り付けていきます。部品の結合部分にはグリスを塗っておきます。

これは今後、また部品を外すかもしれないので、材質の異なる金属同士が固着しないようにするための処理です。ここ以外にも、サドルやハンドル部分など、外れなかったら困る部分に処置をします。

Dsc_0327

取り付けました。はみ出たグリスは綺麗に拭き取ります。残しておくと、埃や砂が付着して酷く汚れてしまいます。

Dsc_0328

次はペダルを取り付けます。ここのネジ山にもグリスを塗っておきます。

Dsc_0330

取り付けて、しっかり固定します。ガタつきが無いかをよく確認します。

Dsc_0331

修理完了しました。

今回の故障原因。おそらくペダルの固定がしっかりされていなかったのが原因と考えられます。使っているうちどんどん緩みが大きくなっていって、それに伴いペダルがグラグラし始め、ネジ山を削りながら穴が広がっていったんでしょう。

十中八九、自転車販売時にペダルの仮止めだけがされていて、しっかり固定がされていなかったんでしょう。自転車販売時には、整備士によるペダルの固定をチェックする項目が必ずあるはずなのに不思議な話です。

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

無料ブログはココログ