サイズの適合
今回は、珍しい修理だと思います。
サドルがフレームに入らず、無理やり入れたら動かなくなったそうです。
正確にはサドルではなくて、シートポストという金属の棒が5cmくらい入ったところで動かなくなっていました。
こうなってしまった経緯。始めの不運はサドルを盗まれてしまったそうです。そして、困っていたところに、知人からサドルのみを譲り受けることができたそうです。
早速、サドルをフレームに入れてみたところ中々入らない。むりやり力ずくで押し込んでみたら、こうなってしまったそうです。
とにかくシートポストを抜かなくては作業を進められません。幸い錆びついて固着したわけではなかったので、苦労はしましたが無事抜くことが出来ました。
抜いたシートポストを見てみるとサイズが書いてあります。25.6mmがこれの直径のサイズです。
次にフレームの穴のサイズを測ってみたところ、25.4mmでした。
シートポストの方が0.2mm太い。入らなかった理由が判明しました。0.2mmのわずかな誤差ですが、自転車に関して言えば大きな誤差になります。実際に、こういう事態になっていますしね。
どんな物にも適合するサイズという物はあります。適合しないものを付けるという事は、知識のある人間がやる分にはリスクも承知の上でしょうが、知識のない人間がやるということは、ただ壊すという事に繋がりかねません。
自分でやるということはとても大切なことですが、時には勇気ある撤退も必要なことだと思います。
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